寝かしつけの極意
「どうしたら寝てくれるんだろう」
「昼間寝かしすぎたかなあ」
寝かしつけについて悩んでいる新米ママ・パパってたくさんいると思います。
結論を言うと寝かしつけ方は、子供によっても違うし、日によっても異なるため、トライ&エラーの繰り返しです。
年齢、季節、突き詰めればその日に行った行動、多くの要素でその日に寝るかどうか決まってきます。
「昼間あんだけ遊ばせたのに寝てくれない。」
なんてことは良くあることだと思います。
理由は単純。それ以外の要素も関わっているからです。
全ての要因の洗い出しなんて到底できることではありません。
さすれば、私たちが講じなければならない策は何でしょう。
私は子供を寝かしつける方法の確立が重要になると考えます。
簡単に言うと子供が寝つくパターンを見つけることです。
巷ではしばしば、朝寝、お昼寝のさせ方や睡眠ルーティーンを薦められていますが、
合う子と合わない子がいます。
合うなら続ければよいし、上手くいかない子なら別のことを試した方が良いです。
実験の繰り返しです。
この寝かしつけ方は良かった。あの寝かしつけ方はダメだった。
毎日毎日簡単に寝てくれる子供なんてほぼいません。
寝かしつけで鬱になりそうな方もいると思います。
ただ、あなたが下手なわけではありません。
皆悩んでいます。まずはそこのマインドセットから振り返ってみましょう。
寝かしつけのマインドセット
気負わない
まずは気負わないということが大事です。
親は子供の睡眠をコントロールできないものなのです。
親の役割は子供が眠たくなった時にアシストするだけ。
例えるなら、親は、かの有名バスケットボール漫画の「左手はそえるだけ」の左手です。
結局コントロールするのは子供です。子供がゴール(睡眠)に向いてシュート(睡眠までの過程、打ち手)を打つのです。
親はその意図を酌んでアシストするのです。
ただあくまでアシストなのです。
子供がゴールに向いてなかったり、シュートのフォームが崩れていたら親が何をしても寝ません。
ですので、寝かしつけを気負う必要はないのです。
イライラは最大の敵
なかなか寝てくれなくてイライラしちゃったりしますよね。
ですが、イライラは最大の敵です。
イライラが子供に伝わったり、イライラして寝かしつけ方が雑になると余計に寝てくれなかったりします。
寝かしつけの心理には好循環と悪循環があります。
先の悪循環に対し、好循環を作るマインドセットをお伝えします。
「寝かしつけは二人でやるもの。」
これを夫婦で共有してください。これだけで寝かしつけに対するイライラや疲労感が減ります。
イライラの要因は以下のようなものが挙げられるのではないでしょうか。
- 睡眠不足
- 一日相手をして疲れた上でのダメ押し
- 寝かしつけれない自分にイライラ
- 夫の非協力的な態度
身体的、精神的疲労がイライラを発生させているので、休養を取ることがイライラの解決策です。
ただ、その疲労を取る時間がないのが育児なんですよね。
重要なのが夫婦の協力です。
二人で寝かしつけを行うことで心に余裕も生まれ、イライラを削減したり、交代で行うことで、片方だけに疲労が偏らずになります。また寝かしつけが終わった後も、二人で達成感を共有することで、今後のモチベーションにもつながり、好循環を作るきっかけとなります。
男性は仕事で帰りが遅かったりで寝かしつけを女性主導で行う方が多いと思いますが、旦那さんはなるべく早く帰って男性主導で寝かしつけをするくらいの気持ちで取り組んであげてください。
仕事で疲れているでしょうが、育児は勝るとも劣らず消耗します。私自身、育児休業を取得した経験からそう思います。
仮に子供が授乳じゃないと寝てくれないとしても奥さんに寄り添うことで、イライラは激減します。横で見てあげているだけでもいいです。暇と思うかもしれません。それでも横にいることで奥さんのストレスは減ります。
「寝かしつけは二人でやるもの」なのです。
このマインドセットを夫婦で共有しておかないと疲れが取れないうえに夫婦仲も悪化します。
寝かしつけパターン
先にも挙げた通り、寝かしつけはトライ&エラーです。
その時その時で効く寝かしつけ方が変わります。
子供が寝てくれるまで片っ端から試しましょう。
生活習慣系
寝かしつけルーティンや昼寝方法に関しては様々な書籍やwebサイトに記載されているので
私の家庭で実践していたものを紹介します。
- 寝かしつけルーティン
- 朝寝・昼寝
- 運動などによる刺激
- 室温調整
寝かしつけルーティン
寝る前のルーティンを作ることでこの後にはこれをするといったリズムができ、睡眠の時間だと体に覚えさせる作戦です。
<例>
17:30-18:00 夕食
18:00-18:30 入浴
18:30-20:00 絵本を読んだり、コロコロしたり
20:00-21:00 電気を消して”おやすみホームシアター”をつけ寝かしつけに入る。
朝寝・昼寝
寝かしつけルーティンと似ていますが、睡眠のサイクルを作ることで、睡眠の時間だと体に覚えさせる作戦です。
07:00-07:30 起床
11:00-12:00 朝寝
15:00-16:00 昼寝
起きて朝日を浴びさせるのはしっかり起きてくれるので良いと思います。
我が家は1歳になる頃には朝寝はなくなりお昼寝1回だけになりました。
運動などによる刺激
外出の刺激などで疲れさせる作戦です。
まだ歩けない子どもとかだと、ベッドジムやメリーなんかを見たり遊んだりするだけでも刺激になります。
うちの子は1歳頃から公園デビューし、砂に絵を描いたりして遊んでいます。
室温調整
室温を快適にすることで眠気を誘う作戦です。
特に暑いと子供は寝づらいようです。かといって室温を下げすぎたら風邪を引いたりするので適温にしてください。
服だけとかエアコンだけで調整するのではなく、服とエアコン温度の組み合わせパターンを試してください。
エアコンだけでは服によっては熱がこもったり、服だけでは外気温に対応できないためです。
即興系
その時その時で上手くいくいかないがあると思いますが、色々試してみてください。
- 授乳
- 抱っこ
- トントン
- その他色々
授乳
乳離れが遅くなる、寝ている最中に口が寂しくなって起きるなどデメリットを上げる方もいますが、皆さんが乳離れできているように子供も遅かれ早かれ乳離れします。また、夜中に起きるのは授乳で寝せた時に限りません。
子供にとっても親にとっても睡眠はかなり重要です。
まずは寝かしつけることに専念しましょう。
抱っこ
私の経験談だと、ある一定のリズムをつけてゆらゆらしてあげると寝やすかったりします。
私が試して効果を感じたのは”大きなかぶ”を抜くときの掛け声”うんとこしょっ、どっこいしょっ”の”うんとこ””どっこい”のタイミングで膝を軽く曲げ、”しょっ”のタイミングで膝を上げるリズムが上手く機能しました。あくまでゆっくり動いてください。急激に動かしてはだめですよ。
個人差があるのでいろんなリズムを試してみてください。
また、抱っこ紐を使ったり、使わなかったりで寝る寝ないが変わったりもしました。
しかも抱っこ紐もエアリコが良かったり、エルゴが良かったりその時その時で寝る寝ないがありました。
個人的には寝かした後、布団に置く際に、起こさず抱っこ紐から降ろせるエアリコは便利だと感じました。
子どもによっては背中スイッチがあり、置いた瞬間泣き始めるなんてこともしばしば。(我が家もそうでした。)
置き方にもコツがあり、お腹をくっつけたまま置いてしばらくくっついたまま素早く布団と入れ替わったりと色々と試しました。
トントン
子供のお腹を軽ーくトントンしてあげてみてください。
リズムが心地よいのか、親に触れられて安心するのか寝るみたいです。
寝る”みたい”と表現したのは私の娘には通用しなかったからです。笑
その他色々
- おやすみシアターをつける
- 子供が眠たくなる音楽をかける
- おくるみで巻いて安心感を与える
- キャンプ用のライトの使用
- 親が寝たふりをする
などなど、他にもいろんな家庭で工夫されていると思います。
ぜひ色々試してください。
まとめ
- 寝かしつけは気負わない
- 左手はそえるだけ
- 寝かしつけは夫婦二人で行う
- 寝かしつけはトライ&エラー
ぜひ色々な方法を試し、夫婦で達成感を共有し、寝かしつけに対処しましょう。
コメント
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