育児における父親のスタイル 3パターン

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育児における父親のスタイル 3パターン

「父親が育児をしてくれない」、「自分の好きなことばかりしている」と思っている女性は少なからずいるのではないでしょうか。

また、「仕事をして、帰ってからも、休日も家事・育児を分担してストレスをたまるなぁ」と思っている男性もいるのではないでしょうか。

今回は父親の育児スタイルついて“仕事”と”家事・育児”の分担という視点から3パターンに分類し、私個人の見解を説いていきたいと思います。

どのパターンが良い、悪いというつもりはありませんが、それぞれの家庭に合ったパターンを夫婦で話し合い、選択していってもらいたいと思います。

父親1人でとか母親1人で決めると後でどちらかが辛くなったりするので、しっかり話し合いましょう。

仕事をセーブせず、家事・育児を行わない

まずは父親は仕事だけを頑張って、家事・育児はメインは妻で手伝えたら手伝う、というパターンがあると思います。

昔ながらに行われている伝統的な役割分担のパターンですね。

このパターンは男性目線だと一見、父親と母親の役割が明確に分かれており、問題なさそうに感じますが、実は母親の負担がかなり大きいです。

男性は仮に7時出勤、9時帰りの長時間労働と仮定しても、14時間(昼休み除くと13時間)の労働です。

睡眠時間7時間とすると1日あたり3時間の自由な時間があります。

しかも休日は毎週ではないにしろ、自分の自由な時間がかなり確保できます。

逆に、女性は育児中に余裕な時間はありません。

産まれたての時は、頻回な授乳におむつ替え、少し大きくなると、危険なことでも平然と行うのでそれこそ目が離せません。

加えて家事を行います。

お昼寝の合間を縫ったり、抱っこやおんぶしながらやったりとかなり苦労しています。

ベビーサークルにいれて一人で遊んでいるうちに家事をすることもありますが、そう長くはもちません。

夜、寝かしつけてからは自由な時間があるかと思う方もいるかもしれませんが、夜中に子供が起きることなんて多々あることなので、それに備えて寝れるときに寝なければいけません。

しかもこれが平日だけでなく、休日もずっとで、365日休みがないのです。

どちらが大変だとおもいますか?

私は断然母親がきついと思います。

現在は女性も働いている方が多く、キャリアを中断しているストレスや、言葉の通じない相手としかいれないストレスなんかもありますから、かなり大変なのではないでしょうか。

このパターンをとっている家庭は親族などが近くにいてすぐに母親のサポートが出来る体制が整っているならば負担がかかり過ぎず良いかもしれません。

仕事をセーブせず、家事・育児も行う

仕事も頑張って、家事・育児もガッツリ行うスーパーお父さんですね。

最近は共働き世帯も増え多くなってきたパターンではないでしょうか。

これを大きな負担を感じずにこなせるならば、かなり素晴らしいと思います。

ですが、このパターンの父親は、残業は少なくなるようにしているにしろ、帰ってからもリフレッシュする時間がなく、精神的にも身体的にもかなり無理をしている方も多いのではないでしょうか。

中には子供が寝た後に睡眠時間を削って持ち帰り残業をしたり、無理やり余暇を作ったりして、命を燃やしていないでしょうか。

このパターンは並行して母親も同じ生活スタイルを取っているパターンが多く感じます。

夫婦揃って健康を害する生活を取っていないか改めて見直した方が良いのではないでしょうか。

生活水準を下げたくないが、子供の面倒もしっかり見たいという気持ちもわかりますが、体を壊して仕事も育児もできなくなっては元も子も無くなります。

そこで私のオススメは次に紹介するパターンで仕事は少しくらいセーブしてみてはどうでしょうか。

1年仕事をセーブしても生活水準が大きく低下することはほぼないでしょう。

仕事をセーブして、家事・育児を行う

育児休業をとったり、時短勤務にしたりと仕事をセーブしつつ、家事・育児も妻と協力し行うパターンです。

こちらは今後のトレンドとなっていくのではないでしょうか。

以前に私も育児休業の取得を薦める記事を書きました。

男性の育児休業のススメ
イクメンなんて言葉ができるくらい男性の子育ては当たり前になってきました。ただ男性が育児休業を取得するのにはまだ不安がありますよね。不安を解決し気持ちよく育児休業を取得するために私の経験も踏まえ、育休取得のアドバイスをさせて頂きます。

こちらの記事にも紹介しましたが育児休業を取得することを拒否する権利は会社にはないので、しっかり休んで、特に産まれたての貴重な時期をしっかり体感し、リフレッシュした方が今後の活力にもなると思います。

会社に拒否権がないのが育児休業を日本政府がかなり推奨している証拠です。

これは育児がかなり負担であることを裏付けていることでもあります。

それでも人手が足りないからと会社に気を使って、育児休業を取得しない人が多いです。

会社の人手が足りないのは当たり前です。どんだけ仕事をこなしても仕事というのは増えるのです。
なぜなら会社は営利団体でより多くの利益を出し、株主に利益を与えないと経営権を失いかねないからです。

つまり、仕事をどんだけ上手にこなそうとも絶対に増えるのです。
(そのくせ給料はそんなに増えないですよね。)

少し話が脱線しましたが、仕事をセーブして、家事・育児を行うことで、現在の負担の軽減だけでなく、生涯的な健康寿命の向上、人生を豊かにする経験というものが獲得でき、よりよい人生になると思います。

より多くの方が育児休業を取得することにより、そちらの方が当たり前の世の中になるといいですね。

まとめ

以上3パターンに分けて紹介させていただきました。

皆さんはどのパターンだったでしょうか。

子供が産まれ、幸せなはずの生活が、夫婦どちらか、もしくは両方とも精神や身体を酷使して消耗してしまうという状況は、多くの家庭で起こっているようです。親も大変でしょうが、将来的には子供に不憫な思いをさせることにつながるやもしれません。

家族が全員で幸せになれるように、社会全体としてゆとりある生活になれるように
みんな育休とりましょ!

では、また!!

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