【確率の罠と心理学】ガチャは詐欺?搾取されている構造を解説!

ガチャ確率 ゲーム

【確率の罠と心理学】ガチャは詐欺?搾取されている構造を解説!

「1/100なのに全然当たらねー」

「もう5万円も課金したわー」

ソシャゲにはまっている友人の言葉です。

また、パチンコが好きな友人は

「1/300の確率なのに1000回転しても当たらない」

なんてことを言っていました。

はっきり言って確率の罠にはまっていますね。

結論から言うと
1/100のガチャを100回やっても
約63%でしか当たりません。

「!???????」

数学が苦手な人には
理解しがたいでしょう。

「1/100って100回に1回は当たるってことじゃないの?」

違うんですよ。

騙されないためにも
確率とはそういうもの
だと理解しておきましょう。

また、浪費とわかっていても
ついついガチャやギャンブルをしてしまう
心理学も紹介します。

ガチャの確率

ガチャ確率

なぜSNSにあんなにも多くの
ガチャ爆死画像がアップされるのでしょう。

確率が詐欺なんじゃないのか?と
疑いたくなる気持ちもわかりますが、
確率は正しいです。

その理由も説明しますが、
数字が苦手な方もいると思うので

  • これだけは覚えててほしいというもの
  • なぜ勘違いするのかという説明
  • 数学的に説明したもの

の3段階を用意しました。

理解できるところまで読んでいただければと思います。

これだけは覚えておいてほしいガチャの確率

簡単に例をだして説明します。

1000人にガチャを引いてもらいます。

当たりは1/100(=1%)です。

ガチャを100回引くまでに当たりを引けた人は何人でしょう?

答えは633人です。

この中には2回以上当たりが引けた人もいますが、
残りの367人は1回も当たりが引けません。

では、200回引くまでに当たりを引けた人は何人でしょう?

答えは866人です。

300回引くまでに当たりを引けた人は?

950人です。

100の3倍の300回を引いても
50人は当たりが引けません。

いくら引いても全員があたりを引くことはないのです。

SNSでガチャの爆死画像上がりますけど、
当たり前なんですよ。

確率とはそういうものと思ってください。

ガチャの確率の勘違い

なぜ勘違いをしているのか
例をだして説明します。

1~10番の数字が書かれたボールが箱に入っています。
10番だけが当たりとします。

1回引いて1番のボールを引いたとします。

引いた1番を箱に戻さなかったら
残りは2~10番の9個になります。

2回目に2番を引いたとします。
残りは3~10番の8個ですよね。

これだと10番以外を引けば引くほど
10番は当たりやすくなります。

ガチャの確率で騙されている人は
ここが間違っているのです。

ソシャゲのガチャの仕組みって
1番を引いた後に箱の中に1番を戻すのです。
また1番を引く可能性がありますよね。

つまり、いくらやっても10番が引ける確率は1/10なのです。

ガチャの確率を数学的に説明

当たりの確率が1/10とします。

当たり前ですが
1回であたりを引ける確率は1/10=10%ですよね。

ここからが注意してほしいのですが、
2回以内にあたりを引ける確率は20%ではありません

10%でもありません

19%なのです。

「え?さっき何回やっても10%って言ったじゃん」
って思った方は勘違いをしています。

1回1回の試行だけで考えると10%ですが
2回行うと以下のようになるのです。

2回以内に当たりを引ける確率は以下3パターンあります。

  • 1回目で当たり、2回目ではずれる
  • 1回目はずれて、2回目で当たる
  • 1回目も2回目も当たる

2回試行確率

つまり、2回ともはずれる以外はあたりとなるのです。

同様に、10回以内に当たらない確率は
10回引いても当たらない場合を考えることで
計算できます。

確率計算

確率1/10で1~10回目以内に1回でも
引ける確率は、

  • 1回目:10%
  • 2回目:19%
  • 3回目:27%
  • 4回目:34%
  • 5回目:41%
  • 6回目:47%
  • 7回目:52%
  • 8回目:57%
  • 9回目:61%
  • 10回目:65%

こんなもんなんですよ。

だからガチャをするために
ソシャゲに課金するときは覚悟してください。

ガチャにつぎ込む人が気を付けるべき心理

次に、ついついガチャにつぎ込んでしまう人を
惑わしている心理テクニックについて説明します。

ギャンブラーの誤謬

仕掛けのないコインを10回投げて
10回連続で表が出ると
次は裏がでると思いませんか?

これがギャンブラーの誤謬ごびゅうです。

先ほどと重複しますが、次も1/2です。

射幸心

幸運を得たいという心理です。

まあ、あたりまえですよね。

幸せにはなりたいものです。

ですが、
ここで注意していただきたいのは
努力して得た幸福よりも
偶然の幸福の方が勝ってしまうんです

危険ですよね。

この思いが強くなってしまうと
宝くじで一発あてたいとか思って
間違った努力をしてしまいます。

サンクコストバイアス

サンクコストは英語でsunk costと書きます。
sunkは埋没や沈むって意味で、
costは費用です。

今までつぎ込んだ分がもったいないって
思う心理ですね。

これは投資とかでもよく働いてしまう心理です。

ガチャや投資だけでなく、
多くの場面でこの心理が働き、
損をしている人がいます。

かなり注意が必要な心理です。

ディドロ効果

これはガチャというより
ソシャゲの仕組みに関する注意ですが、
人は高級なモノに揃えたくなるという心理です。

高級なスーツを着ていて、
腕時計がショボかったらどうですか?

腕時計も高級なモノがほしくなりますよね?

ソシャゲも一緒で、
良いキャラやアイテムがあれば他にも
良いアイテムとか欲しくなるんです。

人に見せる機会があると特にです。

まとめ

多くの人がどのように
ソシャゲのガチャやギャンブルに
踊らされているのか
理解できましたか?

娯楽として遊ぶのなら良いのですが、
お金に余裕がないときにするのは、
かなり危険です。

巧妙な心理トリックで
課金をさせられている可能性があります。

無理のない範囲で楽しく遊びましょう。

では、また!

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