[算数・数学に強くなれる]解き方は単位に書いてある

数式 学習

[算数・数学に強くなれる]解き方は単位に書いてある

世の中、算数・数学を苦手としている人は少なくありません。
このサイトでは算数・数学が苦手な人や子供や家族に算数・数学を教えたい方向けに、より得点できるコツや勉強法を解説していきます。

今回のお題は「解き方は単位に書いてある」です。
知っている方も多いかもしれませんが、算数・数学だけでなく、化学や物理にも通用するテクニックですので、理系科目が苦手って方はぜひ一読してみて下さい。

記事・著者の信憑性
  • 中学・高校で全国模試の数学で1位経験有り
  • 最高偏差値90越え
  • 家庭教師で有名私立高校へ合格させた実績有り
  • 現在も物理研究の一環で数学を使用

単位は解き方を表している

初めて「速さ、時間、距離」を習った時、下記のような「はじき」の図で覚えた方も多いのではないでしょうか。

はじき

ですが、いざテストで問題がでると、「どれが上にくるんだっけ?」と悩んだ記憶がある人もいるんじゃないでしょうか。

ある程度の年齢までなれば感覚が身につくとは思いますが、習った当初は躓いた人とかいるんじゃないでしょうか。私が家庭教師をしていた時は、中学生でもこの絵を描いて思い出している子もいました。

そんな時は単位に着目しましょう

距離の単位はメートル(m)です。時間の単位を時(時またはh)としましょう。速さの単位は時速~メートル(m/時またはm/h)ですよね。

ここで注目してほしいのは速さの単位「m/時」です。

「3時間で600m進む物があれば、速さはいくらか?」という問いに答えるのに、速さの単位がm/時なんだから600mを3時間で割れば答えられます。

逆に距離mを求めたいときは「速さ(m/時)x時間(時)」の単位の箇所に注目して頂くと(時)の部分が約分できて(m)だけ残りますよね。

単位を見ただけで解き方が一発でわかるんです。

簡単な例でしたがなんとなく私が言いたいことが伝わったでしょうか。

ここで誤解しやすいのが「時速~m」という表記です。速さの単位にも関わらず一見単位が「m」であるかのように勘違いしてしまうことです。ここは注意しましょう。

「はじき」を覚えるよりも、速さときたら「時速~m」=「m/時」を覚えていた方が間違えずにしっかり得点できるし、本質を理解することにも繋がります。

あとは単位を間違えないこと。
距離がkmだったりmmで書かれていたり、速さが時速~kmだったり毎秒~mだったり、出題者は引っ掛けようとしてきます。
kmって何cmだっけ?とかいう疑問は以下の図で今覚えちゃいましょう。

da(デカ)はあまり見ないかもしれませんがそれ以外はちょこちょこ見たことあると思います。

k(キロ)やc(センチ)は良く見ると思います。
d(デシ)はdl(デシリットル)、h(ヘクト)はhpa(ヘクトパスカル)とかくらいでしか見ないかもしれませんね。

こういう表記は10倍ずつで覚えていった方が覚えやすいので今この表を頭に叩き込んでください。

急にh(ヘクト)とか出てきたら悩んだりしますよね。この表さえ覚えておけばもう迷いません。

少し話が脱線しましたがこういう単位にも気を付けてくださいね。

次は単位に関して間違えやすいポイントをを挙げていきます。

単位について間違えやすいポイント

1km=1000mってのはさっきの表で覚えましたよね?
じゃあ、1km³は何m³?と出題されたら悩む方いるんじゃないでしょうか?

これは1(km³)=1(km)x1(km)x1(km)に置き換えて1(km)を一つずつ1000(m)に置き換えると、
1(km³)=1(km)x1(km)x1(km)=1000(m)x1000(m)x1000(m)=1,000,000,000(m³)
となり、導き出せます。

はじめはややこしく感じるかもしれませんが、慣れると簡単に単位変換できるようになると思います。

もう一つややこしいのが同じ体積を表すℓとm³の違いなんかは覚えづらいですよね。
1m³=1000ℓです。

ですがこんなんじゃ覚えづらいですよね。

これは1mℓ=1ccと覚えましょう。
「!?」「なんでここでccが出てくるんだ」って声が聞こえそうですね。

まあまあ落ち着いて聞いてください。

ccって単位は料理とかで出てきますよね。
実はこのccという単位は1cm³を表しているんです。

ccの読みは「cubic centimeter(キュービックセンチメーター)」でcm³と一緒のものなんです。
キュービックっていうのは立方(三乗)のって意味です。

「なら最初から1mℓ=1cm³って言えばいいじゃん」って思っているあなた。これを読んでいるうちに、もう覚えたんじゃないですか?

あえて1cc=1cm³というストーリーを付けて説明することで、ccの意味も覚えたし、記憶の定着にも繋がったのではないでしょうか。

また、ccもℓも液体の量を表すときに使用するケースが多いです。1mℓ=1ccの方が身近に感じ、イメージしやすかったのではないでしょうか。

そうでなかった方。ごめんなさい。

自分が学校で習ったときのエピソードが残っていたので、覚えづらい人はこれなら覚えられるかもと書きました。

自分が覚えやすい方法で覚えるのが一番ですが、今回紹介したストーリーがタメになってくれれば幸いです。

まとめ

今回は単位に焦点をあてて語っていきました。

解き方に迷ったらまず単位を見て考えるのも一つの手だよ。ということを紹介させていただきました。

また、単位で躓きやすいポイントについても紹介しました。

冒頭でも書きましたが、これは理系科目で結構使えるテクニックですので、化学や物理でも参考にしていただければと思います。

皆さんの算数・数学の学習の一助となることを祈っています。

ではまた!

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